映画「リメンバー・ミー」あらすじ

テーマは家族愛、それも何世代も脈々と受け継がれる意思と家系を通して家族の大事さや、受け継がれる命の美しさを感じることができます。舞台はメキシコを彷彿とさせる外観で、広場にはその土地の英雄(歌手)が祭られており音楽が盛んな街である事が伺えます、主人公もその例にもれず、明るく音楽好きの少年が楽しそうに一日を過ごす様子が描かれます。
しかし、その子の家庭は家族を捨て、音楽家になった先祖を恨んでおり、残された先祖たちから音楽は家族を引き離す、音楽をすることは禁止する、という遺言を受け継いでいるため、家の前を歌いながら歩く他人にすら「音楽禁止」と注意する徹底ぶり。そのため、大好きな音楽も家族の前では好きなことも告げられず、ギターを弾く事すら許されていませんでした。
それでも、少年は自分の音楽への愛情を捨てることができずにいました…そんなある日、近くの広場で音楽祭(死者の日のお祭り)が開かれる予定があること聞き、ギターを持つ参加者から、「家族がいるから音楽は諦めるなんて、俺にはできないな」と諭されます、また英雄の言葉にも夢をあきらめないという言葉に感化され、音楽祭に参加することを決意します。
そして、ついに音楽祭の当日(死者の日)になります。それぞれの家で死者の魂を迎え入れるために祭壇(仏壇のようなもの)に故人の写真を飾り、床にはマリーゴールドの花びらを一面に敷き詰めることで死者の魂がこの世を行き来できるようになる、と言い伝えられ。少年の家もその例にもれず準備をし、皆で死者の日を祝おうとしていました。どうしても音楽祭に参加したい少年は、こっそり隠していた屋根裏部屋のギターを持ち出そうとしますが友達(犬)がじゃれつき家の祭壇で大切な先祖の写真を落としてしまいます、そこに写っていたのは残された家族を守り続けてきたママイ・メルダと少年の曾おばあちゃんにあたるママ・ココが母の腕に抱かれ、隣には顔の部分を破り取られた白い服の男性(おそらくママ・ココの父親)という家族写真でした、しかし、男性の腕の部分が織り込まれており飾っている状態では見れませんでした、が落としてしまった事によりそのことに気づき、観てみると…なんとそこには、故郷の英雄の持っているギターが写っていました、少年は英雄の大ファンでそのことにすぐ気づき、自分の父親は英雄だということに気づきます。そのことを家族に告げ、音楽祭への出場を伝えるんですが…それでも家族は許しませんでした。それほどに、ママイ・メルダは偉大でその教えは絶対であったのです。そして少年のおばあちゃんに当たる人物は大激怒、少年のギターを叩き壊してしまいます。
ショックを受けた少年は家を走って出て行ってしまいます、それでもあきらめきれない音楽への思い…少年は英雄(白い服の男性)のギターが祭られている大きな広場の祭壇にこっそり忍び込み少し借りようと持ち出そうとしますが敷き詰められたマリーゴールドの花を踏みつけた瞬間なんと、死者の世界が見え、この世での少年の存在がなくってしまいます。死者の世界の住人たちは皆、骸骨になっており、服や骨格、しゃべり方などで人を判別していきます。しかし、そんなこともわからない少年はその様相に驚きその場から逃げ出してしまいます。広場を走っていると、ひとりの骸骨にぶつかり、なんとその骸骨は祖先(フリオおじさん)、フリオおじさんは少年が自分の曾孫ということにすぐに気付き他の家族たちに伝え、どうにかこの世の世界に戻さなければなりません、そこでママイ・メルダに助けを求めようとするが、ママイ・メルダはこの世に来れないということを知ります。仕方なく死者の世界へ渡ります。
しかし、そこへ広がるのはこの世のものとは思えないほど美しい光景、マリーゴールドの花びらを集めて作られた大きな橋、この世と死者の世界をつなぐもので、死者の世界も燦然と輝く星よりも美しい街並みここで、ママイ・メルダを探すのですが、死者の国への改札口の別室にてすぐに見つかります、大声をあげ講義していたからです。
どうやら、ママイ・メルダがこの世に行けないのは祭壇の写真がなかったからという理由だそうです。死者がこの世へ行くためには、残された家族の家の祭壇に写真を飾りマリゴールドの花びらで床を敷き詰めるという事を確認できなければいけないみたいで、それもそのはず、その写真は少年が祭壇から落とし、今まさに彼の手元にあるからです。そして、どうにか少年をこの世へ戻し、写真を飾らせるようにしなければなりません、そして少年がこの世に戻るには、ギターを借りた(結果盗み出した)事を、家族に許しをもらうことで解決するものでした、しかしママイ・メルダはなぜ少年がこのようなことをしたのかを問います、原因が音楽だったことにまた怒り、この世に戻る代わりに二度と音楽はしない、という約束を添えました。が、少年はそれを拒否、今度はその英雄(白い服の男性)に許しをもらうよう、家族から逃げるように死者の世界の奥へと進んでいき、いままで知らされていなかった衝撃の真実を目の当たりにすることになります。

映画「リメンバー・ミー」感想

今まで生きてきた中で最高の映画と言えます。観たことない方は必ずと言っていいほど見る価値のある映画だと強くお勧めできます。家族愛を描いた作品ではあるのですがそれ以外の楽しむ要素が満載に盛り込まれています。実際にあるスピリチュアルな文化をうまく構成に盛り込みおもしろい設定である事や、メキシカンな音楽を基調としていますが多岐にわたる音楽ジャンルの幅広さも楽しめ、音楽好きな方でも必見の価値があります。そして、ストーリー、考えこまれた設定を外すことなく楽しい音楽にあわせ進んでいく物語は二転三転と徐々に真実へと近づいていきます。真実が解き明かされるたびに胸を弾ませたり、驚くことも大いに楽しめます。そして、なんといってもラストのシーンすべての真実が明らかになり、迎えるラストに涙しない人はいないいじゃないだろうか?と思うほどです。そして、最後まで観終わった後に、この映画の海外版の題名を観てまた心が躍りここまでの伏線があったのかと感動することになると思います。