映画「LION」あらすじ

インドの田舎で、小さなサルーという男の子がお兄ちゃんと稼ぎに出ている途中、迷子になるところから始まります。
誰にも助けてもらえずにストリートチルドレンになり、その後施設に収容されます。

たまたま引き取ってもらったオーストラリア人の夫婦のおかげで、インドでの生活と真逆の、恵まれた環境で育ちます。

その後、順調に成長し、勉学に励みつつ…。インドにいる本当の家族が気になる毎日を送ります。子供の頃の記憶で、住んでいた場所の名前を検索するも、
ヒットせず。どうすることもできないまま、サルーはもどかしさを感じます。

そんな時、大学の友達や彼女に背中を押されて、生まれ育った場所をGoogle earthを頼りに探し始めます。ここまで育ててくれた、育ての親に内緒で始めますが、
なかなか見つからず。
小さい時の記憶を頼りに、Google earthで旅をします。

そしてようやく…記憶の中に残っていた駅を見つけます。そこから、幼い時に遊んだ森や住んでいた場所などを辿ります。

場所を突き止めてから、育ての両親に話します。もちろん、ふたりとも賛成してくれて、インドに旅立ちます。

25年ぶりに、実家に帰るサルー。
そこには、サルーの帰りを待つ母がいました。
言葉が通じないものの、熱いハグで会えなかった時間を埋めます。
サルーはその後、育ての親と母親を会わせます。

迷子になったときに一緒にいた兄…。
迷子になった日に列車ではねられて、亡くなってしまったそうです。

映画「LION」感想

インドの文化を感じることのできる映画でした。
日本では、迷子の子供がいたら誰もが手を差し伸べます。ところが、インドでは人身売買や飢えの恐怖が待っているのです。その日を生きるのに必死な家族もいるのも現実です。
サルーは不幸にも迷子になってしまいますが、この時代のツールを駆使して幸運なことに、インドの家を見つけることができます。
皮肉にも、国や地域が違うだけで、こんなにも貧困の差があるのかということも気がつかされます。サルーの育った地域では、ネット環境すらないのではないでしょうか…。

ストーリーは、迷子の子供が25年後に帰るハッピーエンドなストーリーですが、そのバッググラウンドに注目すると、より色々な事を考えてしまう映画です。平和な日本に住んでいるからこそ、みんなに観てほしい映画です。生まれてから、両親が揃っていて、食べるものにも困らない生活は当たり前ではないのかと、改めて気がつかされます。また、サルーの素直な子供心も可愛いです!